世界に一軒だけのパン屋訪問記。北海道産,十勝産小麦100%

2019/10/08 ブログ
世界に一軒だけのパン屋

帯広市稲田町に佇むパン店「麦音」。

敷地面積は11.000㎡で日本一広ーいベーカリーだそうです。

 

麦音 店舗全景

帯広で70年の歴史を持つ老舗の満寿屋商店さんの支店です。

妻が、テレビや本で調べた満寿屋さんは、かつて不可能と言われた「日本国産小麦粉100%によるパン作り」に成功した奇跡のパン屋さん。

 

小麦畑

当店も2004年の開業当初は、北海道産小麦粉による製麺を志したが叶わず、30%の輸入麦を配合せざるを得なかった思い出がある。

その理由は、当時の道産小麦はタンパク質(グルテン)の含有量が低く、札幌ラーメンとして不可欠なコシの強さが出なかったのだ。加えて色がグレーで美味しそうに茹で上がらない。小規模な生産だから年によるバラつきが大きい。など・・・

 

こんがりアンパン

満寿屋さんが、いかに粘り強く、北海道の小麦粉でパンを焼きあげることに取り組んできたのか。その執念の努力は、冒頭の本に詳しい。

満寿屋さんの奇跡が実現したのと、ラーメン札幌一粒庵の麺を100%北海道産小麦粉で製麺できるようになったのとは同じ年であった。

そう。それは新品種「ゆめちから」という超強力粉の汎用栽培が叶った2007年ころのことであった。満寿屋さんの奇跡と当店の夢の達成が同じ出来事により達成したことに感慨を覚えた。

パンも餡も十勝産

このアンパンは普通じゃない!小麦粉も、酵母も、あんこも、砂糖も100%十勝産!そしてこれが素朴で旨い。つやのある焼きたてを、売店で購入した。手でつかむと、ほんのり余熱が残っており、しっとりとした生地をパックリ割ると漉し餡がたっぷりと詰まっていた。好みである。通常、甘い物には触手が伸びないのだが、これは美味しかった。

自家製粉

店の屋根には風車が設置されており、それを動力に、店内には、小麦粉を挽く石臼があった。ディスプレイではなくて、実用の設備とのこと。コメントに感銘した。私が好きな聖句ヨハネ12章24節に通じる…「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば多くの実を結ぶ。」

麦音 裏庭

地産地消の先駆者である、満寿屋さんを尊敬します。近年は東京都内で出店し、連日の大盛況をテレビ東京で紹介していた。大いに参考になりました。励みになります。